本日2021年1月21日に、内視鏡の光源セットの搬入がありました。この度、当院で採用した内視鏡の光源システムは、オリンパス社EVIS X1シリーズのCV-1500 という光源装置を採用いたしました。2020年7月に発売されたばかりの最新式モデルで、オリンパス社の光源システムの最上位機種の光源システムです。前モデルの ELITEシリーズ以前では、光源装置とビデオシステムセンターが分離していた形でしたが、CV-1500では光源一体型ビデオプロセッサーとなりました。また、一つのプロセッサーで順面次式、同時式と2種類のスコープの使用が可能となった、画期的なビデオシステムです。業界初の5色のLEDを採用することにより、高度な色再現性を実現しており、構造変化や色調の変化に乏しい病変の検査でも、観察性能の向上が期待されます。
さらに今回最新機種のCV-1500では、以前のオリンパス社のモデルにはなかった最新式の画像処理機能が付けられました。TXIというごくわずかな色や形の変化をとらえる画像処理機能や、RDIという深部組織の血管を見やすくする画像処理機能が付けられています。さらに、EDOFというピント調節に関する新技術が新しく導入されています。これらの画像処理機能により、革新的にきれいな画像で微細な病変も見つけ出すことができるようになっており、今までのオリンパス社の内視鏡システムと比べて、各段に高画質の画像で検査することが可能になっています。
この、X1シリーズCV-1500 は、広島の呉地区では当院が最初の導入になるとのことでした。当クリニックでは、消化器内視鏡専門医による患者さんに負担のかからない治療を目指すとともに、常に質の高い検査・治療を行うことを目指しており、そのために大きな戦力になってくれると思います。