本日のトピックスでは、この度たなべ内科クリニックにて採用したストレッチャーについて紹介します。ストレッチャーとは患者さんを乗せて移動ができる移動式ベッドのことですが、当院ではタカラベルモント社のベルフリットという移動内視鏡検査用のストレッチャーを採用し、先週2台搬入していただきました。小型の充電式リチウムイオンバッテリーの装着により電源コードをコンセントにさすことなく、フットベダルを踏んで、電動でストレッチャーの高低の調節ができます。また、背もたれを起こすことが可能で、リクライニングチェアーの様に上体を起こすことができます。そして、このストレッチャーの最も優れている点として、大型4輪キャスターにより、ヘリコプターの様にほぼ同位置での回旋方向のベッド移動が可能であり、そこまで広くない内視鏡室内での回旋方向の移動で、頭側と尾側の方向転換ができます。麻酔が効いてウトウトしている患者さんでも、ベッドに乗ったままベッドごと内視鏡室内で楽々と回旋することで、胃内視鏡と大腸内視鏡を続けて検査することができます。そのため、検査前から検査後に点滴スペースでゆっくり休むまでベッドから降りることなくスムーズに検査を行うことができ、検査の効率が上がることが期待されます。