大腸内視鏡検査は、内視鏡の挿入時の難しさに個人差があり、おなかの手術をされた経験がある方や、腸の長い方は内視鏡を挿入する時に、確かに苦痛を感じられる患者さんがおられることは事実です。しかし、熟練した医師が丁寧な検査を心掛け、また痛み止めや鎮静剤を使い、患者さんの緊張や負担を軽減することで、かなり苦痛を軽くできることも事実です。
当院では様々な工夫を行い、十分な経験を有した消化器内視鏡専門医が丁寧な検査を行うことで、患者さんが大腸内視鏡検査時に感じる不快感をそこまで感じない方法で検査を行っています。使用する大腸内視鏡は、小児にも使用可能な体に負担の少ない柔らかい内視鏡であるオリンパス社のPCF‐H290ZIの内視鏡を使用しています。また、鎮静剤を使用すれば、薬の効き方には患者さんにより多少個人差があるものの、多くの患者さんはウトウトと半分眠った状態で、気づかぬうちに検査が終了しています。
そして、内視鏡検査の第一の目的は、早く検査が終わることではなく、的確に病変の有無を調べ、治療が必要な大腸ポリープなどの病変があれば、きっちり治療を行うことです。そのためには、丁寧な内視鏡での観察をすることで、ヒダの裏に隠れている病変も正確に見つける必要があります。当クリニックのPCF-H290ZIは、ハイビジョン対応の高画質の内視鏡で、拡大倍率110倍の光学ズーム機能も備えており、わずかな大腸粘膜の変化も拡大観察することで、質の高い検査を行うことができます。大腸内視鏡検査でしんどかった経験がある方や、また不安で検査を受けるのがおっくうになっている患者さんにこそ、当院での体に負担が少なく、かつ丁寧で高画質の検査を受けていただきたいと思っています。